筆者は去年 実家が区画整理にかかり、数十年住んだ一戸建て住宅を解体して更地にする必要に迫られました。
解体工事は専門業者さんにやってもらうので費用がかかるだけですが、家を解体する前には要らなくなった物を大量に処分しなければいけません。 これが非常にやっかいで 家族それぞれが思い出の品を分別しながら片付けをしなければならないので トンデモなくエレルギーと時間がとられます。
また 処分する物には大型で重量のあるものも多く 分解切断する必要もでてきます。 非常に苦労させられたのですが その経験を皆様とシェアしたいとおもいます。
では具体的にそれぞれの処理困難物をみていきましょう。
大型の家電
冷蔵庫・エアコン・テレビ・洗濯機などなど いわゆるリサイクル家電ですね。引越し先に持っていくのでなければ処分しなければいけません。 大きくて重いうえに リサイクル券を購入したりと かなり面倒です。
そのほかにも電子レンジや掃除機などの小型家電類がありますが、処分しようとすると 知り合いに鉄クズ屋さんでもいないかぎり苦労しそうです。
可能でしたら なるべく売却するのが望ましいですね。
大型の家具
大型家具と聞いて思い浮かべるのは婚礼箪笥や食器棚などの木製家具ですね。もちろん大型で重量もあるので自分で処分しようとするとかなり大変です。
ただし 解体業者さんに追加料金を払えば 設置したまま壊して処分してくれることが多いようです 私もそうしました。また 運び出しが可能なら 自治体の回収サービスが比較的安価で利用できたりもします。木製家具の処分は予想していたよりは簡単な印象があります。
ピアノ
ピアノを処分するのは大変です。うちの実家の場合は1階リビング設置のうえ 寄贈する施設の知り合いがいたので運が良かったのですが 運び出しと運搬にはプロを雇いました。
これが2階以上に設置でエレベーター無 クレーンの使用できない住宅街だったりすると、ピアノ買取業者さんなどのプロもお手上げです。
ただ 家に解体業者がはいる場合 依頼すれば比較的安価(5~10万)にやってくれたりもするそうです。解体業者が入らない時は問題ですね・・・ピアノ解体の専門業者はまだまだ少ないので探すのに苦労するかもしれません。
庭木・庭石
庭木・庭石の処分・・・実はとんでもなく大変です。
まず庭木ですが 数十年住んでいる一戸建ての庭木は かなり大きく育っていることが多いです。高さが2階部分に達し 幹の太さも30cmを超えると 伐採するのも高所作業でチェーンソー使用です。
また 私の実家のように 区画整理で更地にする必要がある場合 庭木の根っこまで抜く 抜根作業をしなければいけません。どちらも素人の手に余る作業です。
そして 庭石ですが 一口に庭石といっても 石灯籠やコンクリートブロックなど含めると 総重量数トンに及ぶことも珍しくありません。
これら庭木・庭石処分は 解体業者に追加で頼める場合は良いのですが そうでなければ造園業者に依頼しなければならないでしょう。
細かい雑貨類
食器
皿・茶碗・コップなど瀬戸物やガラス類のほか木製のお椀や漆器など様々です。数十年家族で使ってたものですので大量になることが多く トータルの重量もバカにならないものがあります。
綺麗で割れのないものならフリーマーケットやリサイクルショップで売却も可能でしょうが、分別するのも一苦労です。
書類・本
書籍とひとくちに言っても雑誌・文庫本・漫画など様々です。これも綺麗なものはブックオフなどで売却可能で 時には高値がつく古書などもあるので、ちゃんと査定してくれる古本屋に持ち込みたいところですね。
また 意外に苦労させられるのがファイルされた書類です。 ファイルに入っていると資源ゴミで捨てられないので可燃ゴミの袋に入れなければなりません。 自治体のゴミ袋は比較的 高額なうえ いくらあっても足りないのに すぐ一杯になってしまいます。
…このように意外と侮れないのが書籍・紙類ですが どう処分するにせよ なにしろ重い!w・・・腰痛にならないよう進めたいものです。
写真・アルバム
写真類も処分に苦労するものだといえます。家族の写真アルバム数十年分ともなると書棚一つ分は優に超え、総重量もハンパではありません。
デジタルデータにコピーしてリアルの写真アルバムは処分してしまうのがベストですが、この作業がまた絶望的に手間なのです。 挫折する方がほとんどだと聞きますので 早め早めに済ませておきたいものです。
まとめ
いろいろと述べてきましたが やはり素人が100%自分だけでやるのは無理があると言わざるをえません。労力と時間を考えるとプロの手を借りるのが合理的です。
ただ上記述べた処理困難物を個別で業者に依頼していくと金額も高額になりかねません。
なるべく地域密着型で かつ ここまで述べた処理品にすべて対応できる業者を探し、一括で依頼するかわりに値引きしてくれるよう交渉するべきでしょう。 良心的な業者さんなら必ず応じてくれます。
最後までご覧いただき有難うございました。